2011年 06月 07日
震災による海への影響 |
写真は東日本大震災の一週間前に茨城に集団座礁したカズハゴンドウです。これはすでに死んでおり、研究のため大学に搬入されました。
私の所属する研究室では、環境汚染問題を研究しており、主に野生生物への化学物質の蓄積を調べています。先の震災により、大きな問題となっている放射能による汚染だけでなく、他にも深刻な環境汚染が引き起こされたと予想されます。それは大量の瓦礫やゴミの流出だけでなく、陸域に存在している我々ヒトの排出した化学物質による汚染です。すでに、PCBsと呼ばれる化学物質は津波によって大量に海に流出したと推測しています。
今後、我々の仕事は震災によって海洋生物がどのような化学物質でどのくらい汚染されたかを明らかにする必要があるでしょう。そういった意味では、このカズハゴンドウは震災前の綺麗な日本の海を記憶した、重要な試料となるはずです。
明日から地元である熊本の天草にてシュモクザメの調査とサンプリングに行ってきます。
これは震災とは直接関係の無いものになりそうですが、海洋汚染が気になるこの頃、今回の試料採取によって良い研究が出来ればと思っています。
カズハゴンドウ
私の所属する研究室では、環境汚染問題を研究しており、主に野生生物への化学物質の蓄積を調べています。先の震災により、大きな問題となっている放射能による汚染だけでなく、他にも深刻な環境汚染が引き起こされたと予想されます。それは大量の瓦礫やゴミの流出だけでなく、陸域に存在している我々ヒトの排出した化学物質による汚染です。すでに、PCBsと呼ばれる化学物質は津波によって大量に海に流出したと推測しています。
今後、我々の仕事は震災によって海洋生物がどのような化学物質でどのくらい汚染されたかを明らかにする必要があるでしょう。そういった意味では、このカズハゴンドウは震災前の綺麗な日本の海を記憶した、重要な試料となるはずです。
明日から地元である熊本の天草にてシュモクザメの調査とサンプリングに行ってきます。
これは震災とは直接関係の無いものになりそうですが、海洋汚染が気になるこの頃、今回の試料採取によって良い研究が出来ればと思っています。
カズハゴンドウ
by keinomi
| 2011-06-07 20:08
| 陸